2016年6月26日日曜日

パワーウインドの修理

待ちに待った日曜日
最近梅雨のせいあって涼しかったが今日は晴れて暑くなりそう。
早いとこ済ませたいので朝早くから作業する事に。

内張りを外しステーで自作したストッパーで窓ガラスを固定していた状態


作業の邪魔になるので結露防止用のビニールをはがす。
(これって一度はがすと新品と交換した方がいいんだよねー?)
ドアノブ部分のビスを2本外し、スピーカー部のみ残し、このビニールの淵についている黒いベトベトのやつを丁寧にはがして行く。


ビニールをはがし露出した穴からスマホのカメラレンズを突っ込んで何枚か撮影して原因が分かった。
この写真が一番よくわかる。
本来画面中央の緑色のコマ(滑車)が下のレールにはまっていなければいけない。
見事に外れているではないか。


ウインドの上げ下げもぎこちなかったのはこのせい。
なんと本来のレールではなく、窓ガラスを挟む金具を押し上げて閉めていたのだ
これなら3センチ程残して最後まで上がりきらないのも納得

さらにレンズを奥に入れワンショット!! (今更ではあるがなんて便利なんだスマホって)
どうやら破損パーツはなさそう

でもなんで外れたんだ?
レギュレータアームにコマもしっかりくっ付いてるし


閉める時に「ガコン!」っといて動きがおかしくなったので取り敢えずこのままウインドを開ける方向のスイッチをチョン押ししながら窓ガラスを下げてみた。


レギュレータアームが水平になりコマの位置が一番右に来る状態(寸前)



ここからもう少し下げコマとレールの位置を合わせ手で無理やりはめ込んだら何とかレールに乗っかった。
でも、レールとコマの位置がそもそもこんなところでいいんですか? てな感じ

上図の様に窓ガラスを上げ下げする訳だが、コマの位置がレールに対して右に出過ぎてるのでは?
つまりレールが左に行ってるって言うこと


窓ガラスの取り付け金具とガラスの間に入っているラバーに締め付け跡が露出している。
これはきっと開け閉めによってズレたのでしょう。
上の3段階の図を見てもお分かりの通りレギュレータアームの円弧運動によってコマがレールを移動する際、常にレールを左に動かそうとする力が加わる。
この窓ガラス取り付け金具はガラスとの間にラバーを当てて挟み込んでいるだけでガラスに穴をあけてネジ止めしてるわけではない。

とすると簡単にズレてしまう様になったのでは?

いずれにしてもこのままではまたすぐにレールからコマが外れるのでこの取り付け金具を左にずらさなくてはならない

が、手の力ではびくともしない。

で車に積んであったモンキーとスパナで
叩いてみた

カン!カン!カン!

音ばかりでなかなか動かない。
何十回叩いただろう。

はっきり言って力がうまく伝わっていない

左手でスパナの手前を支えてモンキーをできるだけ奥側に行くように叩く
しかしスパナが短く、力はスパナを支えている自分の左手にもくる

でもなんとか1cmほど動いた

写真にはプライヤーと書いてしまったがスパナの跡の誤りで叩いた事によるこの凹み具合からも、かなりの力でガラスを挟み込みそう簡単には動かない事が覗えることでしょう。

朝も早しい近所迷惑になるのでこの辺で一休み

しかしこんなに硬いのになぜ動いたのだろう?

これは1回だけの開け閉めで動いたのではなく長年かけて動き、
ついに限界を超えて外れたのだと結論付けた。

しかしこれだけ(1cm程度)では心もとないので
今度はバールとハンマーを持ってきて
わずか3発

写真に撮り忘れたがさらに1cmズレた。
音も響かないし手も痛くない
初めからこうすればよかった。

しかしこんなに硬いのにずれる、しかも今こうして叩いたので少なからずガラスを締め付ける力は弱まっているはず。
プレス機で増し締めしたいくらいだがそんな工具ば無い。

で、延命措置として、きる事は

そう、グリスを塗って動きをよくすること。

レール部を見てもまったくと言っていいぐらい油気が無い
元々塗ってあったかは判らんが、月日が経って油分が無くなり、それで余計な力がかかる原因につながった。とも言える。

てな訳でホムセンに行ってきた

ぱっと見、見当たんなかったので店員に「グリスありますか」と聞いた。
すると「5 グリース」としっかり書いてある天井からぶら下がっている看板を指さして

「そこの5番って書いてある看板を右に入った所です。」と親切に教えてくれた。
5番っていうあたりの心遣いが気分を良くしてくれる。
(私は今までずっとグリスと呼んでいた(汗))

ここさっき通ったなぁ~と思いながら辺りを見回すと(どうも私、こういうの見つけられない性分)
なんかスプレー式のグリースがあり、「これ、ただの潤滑剤では」などと思い
たぶん缶(小型ペンキ缶の様な)に入っていると思うんだけどなぁ~
などとキョロキョロしていると
一番下に、しかもチューブ式(グリースガン用ジャバラカートリッジ)で芋虫が穴から頭だけを出している様な格好で並んでいた。

あった これでいいっか!
と、一つ手に取るとグリースと言っても用途別に色々あるようです。

「リチウム」、「ウレア」、「モリブデン」

と3種類、価格はリチウムが一番安くモリブデンが一番高い
どれにするか
高いと言っても400円程度なので取り敢えずモリブデンを手にしてみた。
すると棚になんか説明があることに気付く
どうもリチウムが万能でそれに耐水性、耐火性が増したのがウレア
モリブデンは研磨効果があり耐水性、耐火性はないようです。

でこれにしました。

でこんな感じにつけて

手袋をはめて
指でなじませ


少し転がしてはまた塗って
なじませる
はみ出た部分はふき取って
これが一番窓が開いた状態
コマがレールをはみ出すことも無い

これがアームが水平になりコマが一番右にきた状態。
ガラス取り付け部分がガラスの一番はじまできている。

グリスもなじんだのでこれにて終了




最後に
これ内張りだけど
ご覧の通り窓ガラスについたほこりや水滴をふき取り車内に入らないようにするラバーですが
裂けてます。

古い車なので運転席側も同様

ついでに直そうと思ったのですが共販が今日は営業してないので明日注文しに行こうと思います。
なのでしばらく内張りは外したまま (汗

ではまた









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