2008年7月13日日曜日

エアコン修理7日目パート3《まとめ》

では、今回の故障原因をまとめてみよう
まず、リンギングチョークコンバータ1次側の低電圧検知回路内にあるコンデンサが経年劣化により容量抜けとなる。
次第に低電圧検知回路内ツェナーに流れる電流が増加して発熱
この発熱は半田も溶かす程の熱で、ツェナーの接触不良がはじまる。
また順序は定かではないがツェナー自身のショートも発生
検知回路が逝ってしまったので電源としては非常に危険な状態であったのであろうが2次側に過電流を発生させる事無く動かなくなっていたのだろう。
そして私がツェナーを半田付けするものの6オーム状態なので2次側には殆ど電流が流れない
そして大きな失敗であった10Vツェナー
これによってコンデンサを破裂させ更にフォトカプラまでも壊した。
とまぁ〜 こんなところではないかと思う
いやぁ〜 良い勉強をさせてもらった。
それと一番大きいのはエアコンを買い換える予定外の出費が先延ばしになった事
今シーズンもってくれれば来年までにエアコン貯金ができる。
なんせこのクラス(4kw以上)のエアコンは200K近くするので・・・


今、実に快適なエアコンの効いた部屋でこれを打っている。 



ではでは

2008年7月12日土曜日

エアコン修理7日目パート2《ファイナル》

今日も暑かったですね
家に帰って来た私は早速電源基板のフォトカプラを交換
そして動作確認
まずは電源基板と制御基板とLEDや赤外線受光部の付いたフロントパネルのみを接続して、2次側電圧を計測

13V 問題無し


お次は故障モードでシステムチェック

エアコン本体に全て取り付けてリモコンを故障モードにセットして室内機に向かって運転ボタンを押す

1回目の運転ボタンでは室内機から1回のピッ!と言う動作音がして約3秒まって状態がLEDの点滅回数によって表示される仕組み 0回ならOK

そのまま10秒位待っても点灯する気配無し。

よし!異常無しだ


次は室外機だ

もう一度リモコンの運転ボタンを押す。 ピッ!ピッ!と二回アラームが鳴り室外機チェックモードに入った事を知らされた私は祈るような思いでLEDを凝視する。

点く気配無し

よし!問題無さそうだ

では、故障モードを解除して通常にリモコンの運転ボタンを押す

室内機の現在室温などを示すLEDが点灯しファンが回りだす。

そして数秒後リレーが動作する「カチッ!」と言う音が聞こえた。 うん!確かに聞こえた。


おっ!



ベランダに出て室外機を確認

おっ! ファンが勢い良く回っている。


再び室内機の目の前に立って


す、涼しい


これは汗の気化熱なんかぁ~じゃ無い
確かに涼しい
いや冷たい位(ちょっとオーバーかな)


ヨッシャーーーーーー



最後に

エアコン修理7日目パート1《2度目の秋葉原》

とうとう7日目、丸一週間壊れたエアコンに時間を費やしてしまった。
今日は秋葉原に行ってきたのでその時の模様から


フォトカプラは過去にも買った事がなかったので何処に売ってるか定かではなかったが、
色々見たかった事もあって何気に鈴商へ入った。
店主にフォトカプラありますぅって効いたら「そこの3列がそう」
と言われみるとかなりの種類が納められていた。(だいたい1個50円程度)
私が探しているのは2501と言うやつで番号を頼りに探すと

あった!
しかし良く見ると2501−3と書いてありTTL位の大きさで中に3回路入ったやつだった。
店主に1回路のやつ無いのと聞いたら無いとの事
続いて向かったのは秋月(頼みの綱の千石は最後にと言う訳)
すぐさま店員にフォトカプラありますか?と聞く
店員は私に向かって
「振り返ってもらいまして、そこの真ん中の棚の・・・」と言い
私がきょろきょろしていると
「お客さんもう少し左」などと言い
私は何で俺が見てる所、判るんだと思いながらも、少し目を左にづらすと黄色い札に大きくフォトカプラと書かれた文字が
そこには秋月特有の売り方であるデータシートと一緒になってパッキングされているやつでどれも1袋100円、約10種類程おかれていた。
あまり期待はしていなかったが一番隅に2501の文字、
手にとって見ると間違い無く目当てのもの、
しかも7個も入っている。
あまりの安さに、良くPC用電源に入っている白いやつもあったので一緒に買ってしまった。
14個〆て200円
これだから秋月はあなどれない。
千石には寄らず帰宅する事に


つづく

2008年7月11日金曜日

エアコン修理6日目パート2《電源基板を更に解析する必要が・・・》

壊れたのがマイコンで無い事を祈りつつ
シリアル信号が室外機に出力されないと言う事は、そのラインを追う事に
まず室外機に行くVVFケーブルの赤は、電源基板に直接入っておりダイオードやフォトカプラを通って制御基板へと行きそのままマイコンに入っている。
下記が基板のパターンから回路図を起こしたもの

で、この中で怪しそうなパーツはまず例のプシューと破裂した25V470uFのすぐ隣にあるフォトカプラの入力側
テスターでダイオードとしての特性がでるか当ててみる。
おや順方向,逆方向共に無限大
基板から外して再び計るもやはり同じ
念のためその隣にも同型のフォトカプラがあるので外して計った所、こっちは普通のダイオードと同じ針の振れ方
これだと確信した私は同等品がないか壊れたPC用の電源(ATX)を確認したが耐電圧の低いものしか付いてなかった。
多分代用効くだろうとも思ったがここまで来てあわてて被害を広げてもしようがないので
明日またアキバに行こうときめて今日は終了とすることに


7/12へ続く